離島クワガタ採集記

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  • 伊豆大島クワガタ採集記 2023/7/19
  • 八丈島クワガタ採集記 2023/5/16~17
  • 奄美大島クワガタ採集記 2022/6/28~29
  • 沖永良部島クワガタ採集記 2022/6/22~23
  • 沖縄本島クワガタ採集記 2022/6/14~16
  • 南大東島クワガタ採集記 2022/3/2~3
  • 伊豆大島クワガタ採集記 2023/7/19

    ・伊豆大島クワガタ採集記 2023/7/19  

    伊豆大島に大型のノコギリクワガタを求めて行ってきました。
    初めて行く島に滞在時間6時間の弾丸採集です。大丈夫なのか?
    伊豆大島のクワガタ採集は8月中旬以降が最盛期らしく、この時期でもまだ早いらしい。
    ではなぜこの日を選んだのか。
    その訳は、熱海発のジェット船に理由があります、7月20日頃までは9時頃出発して17時頃帰着する便があるのですが、それ以降のシーズンは日帰り採集できる便がなかったのです、、、汗。
    東京から行けば複数便があるのですが、船に乗っている時間が長いしね。
    そんなこんなで思いついたらすぐ行動なのですが、早速出発です。

    熱海

    熱海から伊豆大島までのジェット船は約45分
    どの辺りを探そうかな?なんて調べていたらあっという間に着いてしまいました。
    今回はレンタカーでの探索になります。
    伊豆大島のクワガタはオオバヤシャブシという樹木に付くらしいのですが、オオバヤシャブシは八丈島採集の時に見つけて学習しているので、移動中にオオバヤシャブシがあればすぐに見分けがつきそうです。
    イズミヤマクワガタも同じ樹木にいるらしいので期待も膨らみますが、時期的には厳しいかなと思います。
    期待を膨らませ標高を上げていくと、オオバヤシャブシの群生を見つけました!

     オオバヤシャブシ

    オオバヤシャブシ

    オオバヤシャブシは丸い実とくっきりとした筋が入っている葉っぱが特徴です。
    幹の感じは桜に似てるような似ていないような?
    まずは遠目から、そして近づいて樹木を見てみますが、どの樹木にもクワガタは見つかりません。まだ時期的に早いのか?
    樹液も出ているようなところは見られないので、この先が不安になってきました。
    ただ数を当たるしかないので、ひたすらオオバヤシャブシを見つけては、調べていきました。
    山の方に向かう途中に、クヌギらしい樹木も何本か見つけ調べましたが、樹液は全く出ていませんでした。
    伊豆大島には穿孔性昆虫が少ないのかもしれませんね


    山頂に付いたらこんな感じ!霧がかかっていて少し肌寒いです。
    ふと我に返りました。「クワガタの見つかる温度ではない!」
    この時点で4時間が経過し残り2時間です。
    どうしよう?こんな時は南面に限ります!
    山を下りていくと、日差しも出てきて、いい感じです。
    そこである1本立ちしているオオバヤシャブシを発見!
    ここで居なかったら諦めるしかない。そんな自信たっぷりな樹木でした。
    レンタカーを降りて一目散に樹木に駆け寄ります!同士ならわかよね?この気持ち?
    早速、樹木を調べてみると、やはり居ました。ノコギリクワガタ!
    樹木の上の方に見えている分だけで3ペア見つけることが出来ました。
    残り時間があまりないので、Youtube用に動画開始しました。
    ビデオカメラでズームしてばっちり撮影出来ました!、、、はずだったのですが泣
    自宅に帰ると、伊豆大島遠征分のビデオが全く保存できていませんでした、、、ガーン


    話がそれてしまいましたが、持参して生きた網が届かないので、樹木を揺らすしかありません。
    揺らすとすべてのクワガタ落ちてしまいそうなので、一番大きそうなクワガタをしっかり確認して揺らすことにしました。

     伊豆大島産ノコギリクワガタ

    伊豆大島産ノコギリクワガタ

    伊豆大島産ノコギリクワガタゲット!!!
    今回は苦労しましたけど、なんとか目的のノコギリクワガタを見つけることが出来ました。
    その後も少しだけノコギリクワガタ、コクワガタを追加し時間切れで終了です。

    伊豆大島採集結果

     採集結果

    ノコギリコクワガタ 7頭
    コクワガタ 1頭

    伊豆大島のオオバヤシャブシにノコギリクワガタが群がる光景を見れたのは最高でしたが、動画撮影できていなかったことが悔やまれます。
    関東方面の方でしたら、気軽に日帰り採集いいですね
    オオバヤシャブシは見つけやすく、初心者採集向けかと思います。
    次回はイズミヤマクワガタも狙えそうな8月中旬に訪れてみたいです。

    八丈島クワガタ採集記 2023/5/16~17

    ・八丈島クワガタ採集記 2023/5/16~17  

    2023年度最初の離島遠征クワガタ採集は八丈島に行ってきました。
     
    八丈島

    空港の目の前に見えるのは八丈富士。
    すっきりと晴れ渡った青空が出迎えてくれました。

    八丈島に生息しているクワガタはハチジョウコクワガタ、ハチジョウノコギリクワガタ、ハチジョウヒラタクワガタ、ハチジョウネブトクワガタ、チビクワガタの5種類。もちろん全種コンプリートを目標に頑張ります。
    その中でも一番採集したいのがハチジョウヒラタクワガタです。ハチジョウヒラタクワガタにはA型B型と中間種のようなAB型があるみたいなのですが、なんとしても1匹は見つけたいところです。。
    採集方法は他の方の採集記に書かれているような倒木のひっくり返しと材割採集で狙うことにしました。
    とにかくヒラタを見つけたいので実績のある地区の標高の低い場所の材割採集をしてみることにしました。

    誰もが簡単に入れそうな場所で材割採集した形跡があったので、大きめの材を割ってみると、、、

     ハチジョウコクワガタの幼虫

    ハチジョウコクワガタの幼虫

    早速クワガタの幼虫が出てきました!
    離島採集では、ラッキーな事にすぐクワガタが見つかる確率が高いです。なかなかこの後は続かない場合が多いですが汗
    その場ですぐにコクワか、ヒラタの見分けは私にはできませんが、材の様子や状況などからコクワガタかなと思いました。(結局、持ち帰ったこの場所でとれたクワガタは全てコクワガタでした!)

    この場所では数匹の幼虫を確保できましたの移動することにしました。

     大坂トンネル展望台

    大坂トンネル展望台

    絶景です、八丈島での移動は原チャリをお借りしました。日中原チャリで走っていて、ちょうど快適な温度でした。
    何箇所か移動しながら、材割採集や材をひっくり返していきますが、ぽつぽつとコクワガタと思われる幼虫ばかりが出てきます。
    なかなか成虫は出ないなと思っていた所、やっとコクワガタの♀が出てきました。
    同じ材からコクワガタの幼虫とコクワガタの♀が何頭か出てきました。

     ハチジョウコクワガタの♀

    ハチジョウコクワガタの♀

    なぜか成虫は♀ばかり?そういう時期なのか?たまたまか?不思議ですね。

    同じようなところで別のクワガタ発見!

     チビクワガタ

    チビクワガタ

    チビクワガタって大きさが残念ですが二種類目ゲット出来ました。
    間もなくして日が暮れてきたので1日目終了することにしました。

    宿泊した宿の前にはタコノキが植わっていました。
    むっちゃインパクトのある樹木で根本がタコのよう?
    葉や実はアダンに似ている感じですね。すぐ覚えました!
    このタコノキの実にクワガタがつくらしいので狙ってみようと思いましたが、、どうもこの時期はまだ早いようで、その実はカチカチな感じでした汗。
    タコノキは移動中に何本か見つけたので調べましたがどれも同じような状態でした。8月くらいがいいのかな?

     タコノキ

    タコノキ

    二日目は何としてもハチジョウヒラタクワガタやハチジョウノコギリクワガタを見つけたいものです。
    なかなか標高の低い場所でいい感じの所は見つからなかったので、他の方が入っていなさそうな場所で採集しようと思い、川沿いを探索してみる事にしました。

     



    温度は20°位で蒸し暑くもないので、この時期の移動は快適です。
    自然の倒れたのか?かなり大きな倒木もゴロゴロころがっていました。
    必死に倒木を裏返していきますが、クワガタらしきものはなかなか見つかりません。

    倒木

    結局、川沿いのポイントでは、ハチジョウコクワガタの幼虫のみでした。

    このままではハチジョウヒラタクワガタだけではなく、ハチジョウノコギリクワガタも見つけることが出来ないのではないかという不安がよぎってきます。
    仕方がないので、ここでハチジョウヒラタクワガタを諦め、標高を上げてハチジョウノコギリクワガタを探すことにしました。
    標高を上げて材をひたすらひっくり返しますが、なかなか簡単には見つかりません。
    万策尽きたかに思われたのですが、そこでなんといい感じで朽ちた樹木を発見。
    株の部分をなんとか動かせそうなので、フルパワーで動かしてみると、、、

     クワガタのお尻が見えている!

    ハチジョウノコギリクワガタ

    これは、、、!!!


     ハチジョウノコギリクワガタ発見!

    ハチジョウノコギリクワガタ

    なんとかハチジョウノコギリクワガタは見つけることが出来ました。
    結果的には標高を上げたことが正解でした。
    同じ場所で♂♀共何頭か見つけることが出来、材転がしでも羽化後活動中のハチジョウノコギリクワガタを見つけることが出来ました。

     ハチジョウノコギリクワガタ♂♀!

    ハチジョウノコギリクワガタ♂♀


     採集結果

    ハチジョウコクワガタ 多数
    ハチジョウノコギリクワガタ 約10頭
    チビクワガタ 数頭

    ハチジョウネブトクワガタとハチジョウヒラタクワガタは残念ながら見つけることはできませんでした。
    八丈島での採集時期としては少し早かったかなと思いました。
    ハチジョウコクワガタは他の方の情報とかにある様に、個体数が増えてるような感じがしました。
    もう一度行って短時間の旅程でハチジョウヒラタクワガタを見つける自信はありませんが、また機会があれば訪れたいと思います。

    奄美大島クワガタ採集記 2022/6/28~29

    ・奄美大島クワガタ採集記 2022/6/28~29  

    今回は鹿児島県奄美大島に、1泊2日滞在時間25時間の弾丸採集に行ってきました。
    初めて訪れる島は、最初のポイント探しに時間がとられますが、奄美大島は昨年3度訪れ、ポイントなどは分かっているので、気分的には楽な採集です。  
    奄美空港

    飛行機は6/28の14:25到着だったので、速攻レンタカーを借りて、日が暮れるまでは、去年見つけているポイントを回る予定です。

    途中の気になるポイントには目もくれずに、一目散に向かいました!

    昨年よりは、乾燥気味でしたが、早速スジブトヒラタペアがお出迎えしてくれました!

     スジブトヒラタクワガタペア

    スジブトヒラタクワガタ

    幸先よくスジブトヒラタクワガタは見つかったのですが、その後が続きません(汗
    昨年は、樹液が出ていれば、アマミノコギリクワガタがついていたのですが、今年はなかなか見つかりません。
    時期が早いのか遅いのか、二年間のデータだけでは分からないのですが、思うように見つかりませんでした。
    気温も上昇してきたので、根元を注意深く見てみると、、、

     アマミヒラタクワガタ

    アマミヒラタクワガタ

    アマミヒラタクワガタが樹の根元に隠れていました。
    写真では一匹しか映っていませんが、この狭いスペースに四匹見つけることが出来ました。
    その後は隠れるスペースがある樹の根元には、ほとんどの割合でアマミヒラタ、スジブトヒラタを確認することが出来ました。
    アマミヒラタ、スジブトヒラタとも、日中でも樹液を吸っている姿は確認することが出来ますが、やはりカラスなどに狙われやすいのもあって、そういった場所に隠れているのが生き残るんでしょうね。
    樹の下には、カラスにやられたであろうスジブトヒラタの死骸も確認できました。
     

     スジブトヒラタクワガタとアマミヒラタクワガタ

    アマミヒラタクワガタとスジブトヒラタクワガタ

    陽が暮れるまでの日中は、アマミにノコギリクワガタ1頭、アマミヒラタクワガタ20頭前後、スジブトヒラタクワガタ15頭前後確認することが出来ました。

    ここでいったんホテルにチェックインしに行こうと思った所、なんとスマホがありません。まじむっちゃ焦りました。(泣)
    途中でお店など一切寄っていないし、クワガタ撮影した時に気づかずおいてきたのは間違いないのですが、
    今まで回ってきたポイントを再度回ることになりました。結果的にはやはり撮影していたポイントに忘れていました。助かったぁ
    急いでホテルに着いた頃には、もう暗くなり始めていました。
    本当は一度シャワーで流して出撃する予定でしたが、そんな時間はありません。というか暗くなってすぐが狙い時!
    チェックインだけして荷物も入れずに出撃です。(馬鹿だな~)

    でもその努力もあって一本目の樹に、、、

     アマミノコギリクワガタ

    アマミノコギリクワガタ

    これはデカい!!!
    ライトをつけたその先にデカいアマミノコギリクワガタが、メイトガードしていました!
    これだから樹液採集はたまりませんね!アドレナリン出まくりです。

    やはり夜になるとクワガタの活動は活発になりますね。
    アマミヒラタやスジブトヒラタもいっぱい活動してしていました。

    アマミヒラタ

    アマミヒラタ、スジブトヒラタ

    スジブトヒラタ、アマミヒラタを合わせると30頭以上は確認できたと思います。
    スジブトヒラタ、アマミヒラタに飽きてきたころに、なんか見かけない物体を発見。
    ちょこちょこ動くので撮影する間もなくキャッチしちゃいました!

     アマミコクワガタ

    アマミコクワガタ

    アマミコクワガタの♂ゲット!
    去年もアマミコクワガタの♂をゲットしていて、今年も見つけれたらいいなと思っていたのですが、樹液採集で見つけれるとは思いませんでした。
    こうなったら♀も見つけたいところですよね。
    その樹木の裏側に回ってみると、、、




     アマミシカクワガタ

    アマミシカクワガタ

    まさかまさかのアマミシカクワガタ!
    一瞬アマミコクワガタの大型かなと思いましたが、それにしては大きすぎます。
    採集禁止なのは知っていたので、樹から落ちないように慎重に撮影しました!
    天然のアマミシカクワガタが樹液を吸っているショット激写出来ました。嬉しい。
    撮影中に気づいたのですが、その1メートル上にも、、、

    アマミシカクワガタ2頭目!



    一頭見つけるだけでも奇跡かと思ったけど、まさかまさかの2頭見つけることが出来ました。
    複数おるっていうことは、それだけ繁殖出来ているってことなのでいいことかもしれませんね。

    まだまだ採集したかったけど、体力の限界でこれにて終了!

    今回の採集結果

    アマミヒラタ

    アマミヒラタクワガタ64㎜

    アマミノコギリクワガタ73㎜

    アマミヒラタクワガタ 多数 最大64㎜
    スジブトヒラタクワガタ 多数 最大45㎜
    アマミノコギリクワガタ 4頭 最大73㎜
    アマミコクワガタ♂ 1頭
    アマミシカクワガタ♂ 2頭(撮影のみ)
    アマミコカブト 1頭

    昨年に比べてアマミノコギリクワガタが異常に少なかったのが気になりました!

     アマミコカブト

    アマミコカブト

    アマミコカブトを採集できたことによって2022年度は日本産カブトムシ4種コンプリート出来ました。

    サイカブトムシ 2022/3/2 沖縄県南大東島にて採集
    クロマルカブトムシ 2022/6/22 鹿児島県沖永良部島にて採集
    カブトムシ   2022/6/26 和歌山県和歌山市にて採集
    アマミコカブト 2022/6/29 鹿児島県奄美大島にて採集


    次はカブトムシの亜種の、オキナワカブトやクメジマカブトを採集してみたいですね!

     鶏飯の店 ひさ倉

    ひさ倉

    奄美大島といえば、鶏飯。鶏飯といえば、ひさ倉!美味しいので、いつも寄っています。
    国道沿いの入りやすいお店なので、クワガタ採集に行かれる際には是非とも寄ってみてください。

    2022年6月離島クワガタ採集まとめ
    @8ikj 離島カブクワ採集レア度ランキング。YouTubeでクワガタ採集動画出してます‼️#カブトムシ#クワガタ#TikTokに春が来た ♬ Banana (feat. Shaggy) [DJ FLe - Minisiren Remix] - Conkarah

    沖永良部島クワガタ採集記 2022/6/22~23

    ・沖永良部島クワガタ採集記 2022/6/22~23  

    今年の本命、鹿児島県の沖永良部島にクワガタ採集に行ってきました。
     
    沖永良部空港

    前回の沖縄本島は、三日間ほとんど雨でしたが、今回は梅雨開けしたので、沖永良部島は晴れでの採集になりました。

    沖永良部島には、オキノエラブノコギリクワガタ、オキノエラブヒラタクワガタ、オキノエラブネブトクワガタが生息しているとの事なので、今回は全種コンプリートが目標です。
    まずはオキノエラブノコギリから狙ってみることに、オキノエラブノコギリはタブノキにつくとの事なので、タブノキを探していきます。
    沢山あるっていう感じではないですが、ぽつぽつとタブノキは生えていました。
    タブノキとよく似ているヤブニッケイも同じように生えているので、それらの選別に時間がとられます。
    タブノキを見つけては揺らすの作業を繰り返しますが、なかなか簡単には落ちて来ません。
    私の離島採集は、短期間なのでいつも時間との戦いです。
    20本以上はチェックした後、陽当たりのいい場所に生えているタブノキを見つけました。
    なぜかわかりませんが、ここでオキノエラブノコギリがいなかったら、どこにでもいないだろうという自信がありました。
    早速、揺らしてみると、、、 

     オキノエラブノコギリクワガタ♂

    オキノエラブノコギリクワガタ

    オキノエラブノコギリクワガタが落ちて来ました!むっちゃ赤い!!!なんだこの赤さは!
    一度に2頭落ちて来ました。初めて見るオキノエラブノコギリクワガタに感動!
    本当にとれるのだろうかという不安が消え去り、俄然やる気が出てきます。
    その後もタブノキを揺らし続けますが、なかなかに厳しく追加できません(泣)

    タブノキも探しつつ、ソウシジュも生えていたので、ネブト狙いでチェックしていきます。
    なかなかソウシジュにクワガタがつくイメージが出来ていないのですが、根気よく樹液の出ている洞部分をチェックしていくと、、、

     オキノエラブネブトクワガタ

    オキノエラブネブトクワガタ

    オキノエラブネブトクワガタをペアで見つけることが出来ました!
    ソウシジュも相当探しましたけど、やっと見つかったって感じです。
    その後もタブノキ、アカメガシワ、ソウシジュを探し続けますが、オキノエラブノコギリクワガタを1頭だけ追加して終了。
    宿に戻ることにしました。
     

     ウミガメの見える宿



    むちゃくちゃ景色がいいです。タイミングが合えば、ウミガメを見ることが出来ます。

    夜になって、事前にチェックしておいた樹木を回りましたが、全く反応なし。
    仕方なく、持参していたHIDライトを車につなぎ点灯。
    あまりライトトラップの経験がないのですが、今回離島初めて挑戦してみました!
    霧が出ている悪条件の中、挑戦しましたが、飛んでくるのはコガネムシばかり、たまに蛾が飛んでくる程度でしたが、午前1時まで粘り、なんとかオキノエラブノコギリ♂とオキノエラブヒラタ♀の2頭をゲットすることが出来ました。


    翌朝は朝5時から採集開始です。
    昨日から回った周辺を再度回りますが、なかなか反応がありませんでした。
    時間が限られている中、このままでは駄目だと思い、思い切って場所移動することにしました。
    これが結果的には成功で、、、

     オキノエラブノコギリクワガタ♀

    オキノエラブノコギリクワガタ♀

    やっとオキノエラブノコギリクワガタの♀がとれました。これでブリードできます。
    ソウシジュの根元で、クワガタがいないか確認していた所、何かが落下、それがオキノエラブノコギリクワガタ♀でした。
    ソウシジュに付いていたのか、隣の樹木に付いていたのか確認はできませんでしたが、これはラッキーでしたね。

    この付近にはタブノキも若木も多く、陽当たりのいい場所に生えているので期待が持てます。
    気になった若木を揺らしてみると、、、

    オキノエラブノコギリクワガタ55㎜

    今回最大のオキノエラブノコギリクワガタ55㎜ゲット!!!
    これが見たかった!


    今回の沖永良部クワガタ採集は想像していたより厳しかったですが、予定通りオキノエラブノコギリクワガタ、オキノエラブネブトクワガタ、オキノエラブヒラタクワガタの三種を見つけ事が出来ました。
    唯一残念だったのが、オキノエラブヒラタクワガタの♂を見つけれなかったことでした。
    メスの持ち腹からのブリードに期待するしかありませんね!

    ・鹿児島県沖永良部島クワガタ採集 2022/6/22~23


    2022年7月3日追記

    ダイコクコガネの仲間かなと思って持ち帰った甲虫をよく調べてみると、なんとクロマルカブトムシでした!
    クロマルカブトムシは、日本のカブトムシの中では、1番小さい種類で以前から気になっていたのですが、実物は予想以上に小さく、その時は気付けませんでしたが、持ち帰って良かったです。

     クロマルカブトムシ

    クロマルカブトムシ


     クロマルカブトムシ頭部拡大写真

    クロマルカブトムシ頭部

    沖縄本島クワガタ採集記 2022/6/14~16

    ・沖縄本島クワガタ採集記 2022/6/14~16 

    今回は、沖縄本島にオキナワヒラタクワガタとオキナワノコギリクワガタ狙いでクワガタ採集に行ってきました。
    2年前に沖縄本島には関西からの日帰り採集で行った時は、オキナワヒラタクワガタとオキナワノコギリクワガタの採集ができたので、今回も簡単に採集できるのではないかと思っていましたが、あいにくの雨模様で苦戦しました。


    まず最初の景気付けに、2年前に採集した沖縄南部のクサギの樹を見に行くことにしました。
    大量を予想して向かったのですが、なんとノコギリクワガタがとれたクサギと周辺の樹木は、伐採されていました(泣)
    前にクワガタがとれた他の場所のクサギも探したのですが、樹液の出が悪く撃沈。

    やむを得ず今回の宿を予約している沖縄中部の方に向かうことにしました。
    その向かっている途中になんと雨が降ってきました。
    高速道路を使って無事ホテル周辺に到着したのですが、その頃には本降りの雨に。
    目的の林道には、アカメガシワやソウシジュ、タブノキなどが見つかりますが、なかなかクワガタが発見できません。
    樹液採集は一旦諦めて、地面に転がっていた材を割ってみることにしました。
     

    ルイスツノヒョウタンクワガタ

    ルイスツノヒョウタンクワガタ

    現場の写真は撮れなかったのですが、ルイスツノヒョウタンクワガタ2頭を持ち帰りホテルにて撮影。
    小型種なので、実物では分かりにくいのですが、面白い顎の形をしていることがわかりますね。
    雨がまだ降り続いていたので、昼の採集はこれで諦めて夜に狙いをつけたソウシジュの樹を見回ることにしました。

    日が暮れてからタイミング良く雨が上がってきたので、狙いをつけたポイントに向かいました。
    ソウシジュは、樹液が出ている場所も多いのですが、ほとんど生き物が見つかりません。
    日中に多かったオオナメクジは、どこかにいったようで少なかったです。
    何本かの樹木を見回っていると・・・

    オキナワノコギリクワガタ♀発見

    オキナワノコギリクワガタ♀

    樹液も出ていない幹の所にポツンと1頭発見!
    1頭見つけると俄然やる気が出てきて、ソウシジュを探しまくりましたが、その後全く見つかりませんでした。
    同じようにタブノキやアカメガシワも探しましたが、新たに発見できずに1日目は終了。
     
    オキナワノコギリクワガタ

    2日目も雨が降ったり止んだりのあいにくの天気になってしまいました。
    ソウシジュは厳しかったので、タブノキとアカメガシワを中心に探して行くことにしました。
    採集写真を撮る余裕がなかったのですが、午前中でなんとかオキナワノコギリクワガタ♂3頭を見つけることが出来ました。

    オキナワノコギリクワガタ♂


    お昼を過ぎてから、再び本降りになってきました(泣)
    さすがに採集は厳しくなり、夜にもう一度だけ突撃することにしました。
    残念な事に、夜になっても雨が止まず、採集しようか躊躇しましたが、せっかく沖縄まで来たのだから見に行くことにしました。おバカですね~。

    オキナワノコギリクワガタ


    土砂降りの中、奇跡的にクワガタがいてくれました。感動!


    オキナワノコギリクワガタ26㎜

    極小のオキナワノコギリクワガタ♂でした。
    これにて2日目終了。
    3日目も土砂降りの雨が降ったり止んだりの状況でクワガタ採集できずに終了。


    最後に、クワガタ以外に出会った天然記念物を紹介。
     

    オカヤドカリ

    オカヤドカリ


    クロイワトカゲモドキ

    クロイワトカゲモドキ

    まるで小型の恐竜のようでした(笑)
     
    クロイワトカゲモドキ

    こちらの個体は、尻尾がちぎれてしまっていました。

    南大東島クワガタ採集記 2022/3/2~3

    ・南大東島 ダイトウヒラタクワガタ採集記 2022/3/2~2022/3/3 

    今回は南大東島に、クワガタ採集行ってきましたので、紹介させていただきます。
    360°カメラの方は、写真をスライドさせると全方位見ることが出来ますので、その場にいるような感覚をお楽しみください。
     

     日の丸山展望台


    南大東島へは、関空⇒那覇、那覇⇒南大東島と飛行機の乗り継ぎで行ってきました。
    沖縄本島からはフェリーが運航されているのですが、約15時間かかるそうです。
    3/1の夜に、関空を出発し那覇で一泊、3/2 那覇 7:50 ⇒ 南大東島 8:45の便で南大東島に向かいました。
    翌日の9:15には、飛行機に乗るという弾丸採集です! 果たしてダイトウヒラタクワガタはとれるのか?

     琉球エアーコミューター

    琉球エアーコミューター

     南大東空港

    南大東空港

    南大東島はサトウキビの島で、1900年に八丈島の開拓団により入植が始まったらしく、そこではサトウキビが栽培され、行政までもが会社で行われるという社有島だったそうです。
    島の歴史=開発の歴史、当時は生態系の保全という考え方はなかったと思われます。
    南大東島の歴史を知れば知るほど、ダイトウヒラタクワガタは、よく生き残ってこれたなと感心させられました。

    ダイトウヒラタクワガタは、ヒラタクワガタ亜種に分類され、日本産亜種の中では、最も小型で、最も古いと言われています。
    すなわち、開拓以前から生息していたものと思われます。
    開拓することによって発展してきた南大東島は、サトウキビの栽培や製糖工場等のために在来の樹木が伐採されていきます。
    その結果、ほとんどの樹木は伐採されることになるのですが、台風が多いこの地域は、防風林が必要で、それに適した樹木が植えられていきました。
    ダイトウヒラタクワガタは、その変化に上手く対応していったのではないでしょうか?
    原生林で覆われていた開拓以前、ダイトウヒラタクワガタの幼虫は、ダイトウビロウの朽木を利用していたものが、ダイトウビロウが伐採され少なくなるにつれて、防風林のため植林されたモクマオウの朽木を利用するように変化していったと考えられます。

    南大東島に到着すると、ホテルの方が迎えに来てくれていました。今回お世話になったのは「月桃ムーンピーチさん」空港から滑走路を挟んで向かい側にあります。レンタカーも用意されているので助かります。ただ周りには何もありません!=クワガタ採集の拠点としては〇
    早速チェックインとレンタカーの説明を受けて、クワガタ採集に出発です。

    南大東島でダイトウヒラタクワガタを狙うなら防風林しかないと思っていましたので、防風林の近くに車を停めて散策開始です。
    車を停めたすぐ近くに、モクマオウの朽木が目に止まりました。
    モクマオウは、奄美大島の採集でインプット済みなので、容易に見分けがつきます。
    早速、材を割ってみると、いきなりダイトウヒラタクワガタゲット!まじか!
    滞在時間が少ないので、坊主も覚悟していましたが、車を停めてからダイトウヒラタクワガタ発見まで五分もかかりませんでした!

     ダイトウヒラタクワガタの幼虫

    ダイトウヒラタクワガタの幼虫


    ダイトウヒラタクワガタ

    一つの朽木から、何頭かのダイトウヒラタクワガタを得ることが出来ました。
    少し離れた場所の、朽木を割っても同じように、ダイトウヒラタクワガタの幼虫が出てきます!
    今回の最大個体は7g!
    ダイトウヒラタクワガタ

    南大東島には、クワガタがもう一種、ダイトウマメクワガタが生息しているらしいので、そちらも探すことにしました。 少し乾燥気味の転がっていた細枝を割ってみると、、、
    容易にダイトウマメクワガタを見つけることが出来ました。一頭だけ撮影して終了。ダイトウマメクワガタは沢山生息してそうな感じでした。
    マメクワガタは採集するのが初めてだったのですが、チビクワガタの少し小さいバージョンって感じですね!
    ダイトウマメクワガタ

    ダイトウヒラタクワガタとダイトウマメクワガタを採集した防風林の様子です。
    モクマオウの倒木が映っています、これが朽ちてくると良い産卵材になりそうですね。
    採集に関する詳しい事は、ここでは自主規制させて頂きますが、この写真には地形的なヒントがあります!これが重要かなと。
     ダイトウヒラタクワガタの生息環境


    採集時間は、3時間ほどでしたが、ダイトウヒラタクワガタのブリードに必要な数は確保できたので、材割採集を終了することにして、南大東島の観光をすることにしました。

     大東そばと大東寿司のセット

    大東そば

    昼ご飯は、大東そばのいちごいちえさんに行ってきました。
    大東そばと大東寿司のセットで、1,000円
    太めのちぢれ麺、これってうどんじゃないの?あっさりとしいて、お寿司とセットでいい感じでした。

     星野洞


    南大東島に観光に行くなら外せない観光地、凄い年月をかけて作られた自然の造形は圧巻です!
    春休み前の三月の平日、もちろん貸し切りでした(笑)

     バリバリ岩


    地殻変動によりできた岩の裂け目。説明を知らなかったら、人工っぽくも見える?
    途中で引き返したが、その先はどんな感じだったのだろう?行っとけば良かった。

     ヒサマツサイカブト

    ヒサマツサイカブト

    島の真ん中に「島まるごと館」があり、そこでは島の観光名所や島の希少生物の紹介、そしてヒサマツサイカブトの標本を展示しているので、見学に行ってきました。
    写真では伝わりにくいですが、右の二頭のサイカブトとは、サイズが全然違います。
    サイカブトとの交雑が可能なのであれば、この島のスペックや、現状のサイカブトの繁殖の勢いから考えると、純血が生き残っていることは残念ながらありえないでしょう。

     サイカブト

    サイカブト

    最後は、南大東島で大繁殖している外来種のサイカブト。虫好きにとっては魅力ある種類だが、農作物を食い荒らすため駆除対象になっています。元ネタは確認できなかったけど、沖縄からの生体の持ち出しは禁止されているそうです。

    ・南大東島 クワガタ採集記 2022/3/2~3/3


    南大東島はサンゴ礁が隆起してできた島なので、鍾乳洞とかもそうですが、とにかく穴が多いらしいので、防風林に入る際には、隠れてしまっている穴に落ちないように注意してください。トラップだらけらしいです!

    今年の離島クワガタ採集は、沖永良部島6/22~23 奄美大島6/28~29を予定しております。
    現地で合流できる方がおられましたら、お気軽にTwitterの方から連絡ください。
    なお採集場所詳細、ポイントに関するお問い合わせにはお答えできません。ご了承願います。
    最後まで、ご覧いただきありがとうございます。

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      エイト 代表 大橋 一弘

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